社会心理学はじめました。

今期からまた放送大学をはじめます。

まずは社会心理学
 
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人と人とのつながりが、人の心を作り出しているって面白くないですか?
 
どろどろの避難所の中で、笑いあっているひとがいました。
豪邸でふかふかのお布団にくるまって辛くて辛くて仕方がないという人がいました。
その違いはなぜうまれるのか。
そういう事を分かりたいなと思っています。
 
ざくっと読んでみると、一章が社会心理学の定義、二章から14章までが本と事例の紹介。最終章がまとめ、という構成になっています。
 
特に興味がひかれたのが、第2章のホロコースト。実際に虐殺を実行したのはナチスの部下たちなのですが、なぜ彼らは虐殺を断れなかったのだろうか。心底嫌であったのに上司の命令に逆らえなかった。そんな中で逆らえた人はどんな状況で、環境であったか、、、という事を徹底追及していきます。
 
3章の冷淡な傍観者も面白いですよね。人は時にびっくりするほど親切ですが、時にどんなに苦しんでいても無視することがあります。それを現代人は冷たいと切り捨てるのではなく、なぜ、どのような状況でそうなるのかを追及していきます。
 
4章はすごいですよ!何と新興宗教に潜入してですね、教祖様が世界の終わりを予言するのです。しかし、予定日になっても世界は破滅しない!ところが信者たちはなおさら信仰を強めていく、教祖様は布教に力を入れていく、、、そこでズバリインタビュー!!!驚愕の現実が明らかになります。
 
5章はなぜウッカリついでに買い物してしまうのか、、、wです。トップセールス部隊にもぐりこんで自らもチャレンジしつつ人の心に迫ります。
 
6章は差別や偏見がなぜ生じるのか、これは怖い話でした。私も条件次第では差別主義におちいっているかもしれないです。
 
7章はスパイ大作戦みたいな話です。わずかな手がかりからその人となりを特定していく。こんなちょっとした書き込みからも特定できる、かもしれない!
 
8章は後悔の心理的効果について。「後悔するなよ!」なんて常套句があるように、後悔はなんだかよろしくない事のように思われていますが、実は後悔こそが人生に前向きなパワーをくれているんだそうです。
 
、、、
 
こんな感じでさまざまな事象を糸口に、人の心を研究していきます。これは楽しみです!