第2回協力にはどのような類型があるのだろうか
第二回は社会でみられる協力活動を分類していきます。
例として、父親の介護をする夫婦のケースがでてきます。いままではなんとかやってきたのですが、父親が重病を煩い、家族の中で面倒を見る事が難しくなったとき、奥さんがパートにでて、介護ヘルパーさんを頼む事になりました。
この例からは介護が、第一に家族の中での協力タイプ、第二に介護をサービスとして提供する市場での協力タイプ、第3に社会保険による共同サービスとしての介護保険制度、第4に生活保護などの政府による協力タイプと協力活動がさまざまに重なりあいながら発展している様子をみることができます。
人間が協力活動を行うには、第一に協力活動が行われる可能性があること、第二に協力活動に参加する人がいること、第三にまめなおせっかいさんによる人間関係の網の目が形成されることが必要です。
これ、すっごいあるあるですよね。趣味とかボランティアでバラバラに集まった人達が続いていくには、連絡したり,イベントを企画して運営する裏方さんがどうしたって必要です。その前には集まってなんかしようっていう人が必要だし。なるほどなるほどでした!