第3回協力関係のフォーマル化とインフォーマル化


第3回協力関係のフォーマル化とインフォーマル化

協力活動にはフォーマルな活動(公式)とインフォーマル(非公式)な活動があります。

フォーマル化が進むと協力活動が一定のルールに従って運用されることになる。(例えば時間通りに来る)これにより、多くの人々が協力活動をおこないやすくなる。フォーマル化が大規模に進行することが、近代社会の発展をもたらしている。

フォーマル化の進行により人々は協力しやすくなった。しかしその一方で、ここちよい安定した社会を壊し、誰も望まない社会を打ち立てるような事態が引き起こされてきている。(ハイルブロナー「世俗の思想家たち」)その要因①は国が大きくなったこと。③は宗教が産業にとって変わられたこと、③は科学が経済となったことである。

家族や地域コミュニティが世界規模でフォーマル化されると誰にとってもつかいにくいものになってしまう。例えば介護。家族ケアによって行われた介護が、施設ケアに依存するようになると、これまで自由気ままの生活だったのを施設のルールにあわせなくてはならない。

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すごく難しくてなげたくなってきました!
だけど、なぜグローバル化が進むと暮らしにくくなるのかが分かった感じがしました。人間はこんなに多様なのに、一種類の服しかないようなものです。もしそうできたら服の値段はうんとさがります。だけど、だれにも合わない服になることでしょう。オーダーメイドの服はビッタリして着やすいです。究極のインフォーマルです。けれどすっごく高くてなかなか手にはいりません。そこである程度の地域性、趣味、身長体重で共通化すると手に入りやすくなる。。。そんな所でしょうか。