社会的協力論:第1回:社会的協力とはどのような活動だろうか

第1回社会的協力とはどのような活動だろうか
社会的協力論の第1回を聞いています。

協力とはどんなものでしょうかーその例として「ブレーメンの音楽隊」が紹介されていました。

あのお話、荷物を運べなくなったロバ、番ができなくなった犬、ネズミをとれなくなった猫、鳴かなくなった鶏が家を追い出され、食べ物と仕事があるかもしれないという噂を頼りにブレーメンを目指す、という物語だったんですね。ひどい話だぁ。

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面白いのが、犬と猫は仲が悪いですよね、猫は鶏を狙いますよね、ロバはよくわからないけれど、とにかく現役時代は仲の悪かった同士が途方に暮れた同士として出会い、協力していくという話だという事です。

社会的協力がどのような時に生まれるかというと、困った時です。さらに協力活動が成立するには、そうできる状況にある事が必要です。

どんな状況かというと、つぎの3つが表れた時だそう。

①複数性
異なる性質をもつ人が協力しあうこと。
(同じような人同士の協力は広がらない)

②参加性
何らかのきっかけでまず関わること。
最初はバラバラで互いに何ができるか分からない状態。そこから何かに参加することで何者かがわかっていく。

③介在者性
人と人の間を結ぶ人。例えば合唱団は、演奏者だけでは成立できない。事務局や委員会やファンが互いの活動を結びつけ、網の目のようにしていく。

なるほどですね!