明日は社会的協力論の試験です。

さてさて、明日は社会的協力論の試験です。

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まず最初に。ブレーメンの音楽隊という昔話からはじまりました。

 年を取って役立たずって追い出されたロバ、犬、猫、鶏・・・仲が悪い敵同士が協力して大きな目標を達成するというお話です。あれってそういう話だったんだ!

 協力ってそういう事なんだっていいます。

 教科書では、まず、協力活動をざっくり3つのタイプにわけています。物々交換からはじまった交換タイプ、組織が大きくなるために出現した支配タイプ、助け合いの精神からうまれた互酬タイプの3つです。

 この3つのタイプが進化して現代社会を構成しているんだけど、限界を超えて協力活動が進んでいくと、かえって動きにくい社会になっていくのだそうです。
 なるほど!大企業とか伝統的な田舎とか安定して安心できるけど、堅苦しいですよね。ですが、んだらやめっべしと協力活動を解体してしまうと、それもなんだかよくないみたいで。
 だけど世界は広い!ちょうどいい感じの協力を目指してみたり、新しい形の協力活動を試してみたり・・・リアルブレーメンにチャレンジしている方がいるんですね。そんな事がみっちりぎっしり書いてあります。

がんばるぞー!!!

目次
第1部 協力活動の「基本タイプ」とフォーマル化
 1.社会的協力とはどのような活動だろうか
 2.協力にはどのような類型があるのだろうか
 3.協力関係のフォーマル化とインフォーマル化
 4.協力の交換モデルと「囚人のジレンマ」問題
 5.近代的な協力と支配モデル
6.影響力と協力の互酬モデル
 7.近代的協力モデルと大規模化組織の発展
第2部 協力活動の「変容」とインフォーマル化
 8.近代的協力組織の限界とジレンマ
 9.エージェンシー化と協力活動
 10.協力の多様性問題と「組織立った複雑性」
 11.ダウンサイジングと協力
第3部 協力活動のフォーマル化とインフォーマル化の循環
 12.リーダーシップの協力関係と「信頼
 13.社会関係資本とインフォーマルな協力関係
 14.支援とケア的協力
 15.ミンツバーグ問題と協力のコンフィギュレーション