社会的協力論:はじめに

まず一つ目は社会的協力論です。
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協力はいかに生まれ、どこに限界があるのか。

人間の社会は協力、対立、抗争,戦争などにより構成されています。
この科目ではそのうち特に協力について学びます。

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協力は大まかに3種類。
①支配型・・・命令してどうにかさせる。政府など。
②交換型・・・交換して利益を得る。市場など。
③互酬型・・・ものをあげて、めぐりめぐって社会が動いていく。

しかしそのどれもが、仕組みとして限界がきており,既存のやり方にそって協力関係をむすぶ事がだんだん難しくなってきている。その結果、人々はばらばらに。

さて、どうしたら再び人々は協力できるようになるでしょうか。

カリキュラムは次の15回。
①協力活動の基本タイプとインフォーマル化
第1回社会的協力とはどのような活動だろうか
第2回協力にはどのような類型があるのだろうか
第3回協力関係のフォーマル化とインフォーマル化
第4回協力の交換モデルと「囚人のジレンマ」問題
第5回近代的な協力と支配モデル
第6回影響力と協力の互酬モデル
第7回近代的協力モデルと大規模化組織の発展

②協力活動の変容とフォーマル化
第8回近代的協力組織の限界とジレンマ
第9回エージェンシー化と協力活動
第10回協力の多様性問題と「組織立った複雑性」
第11回ダウンサイジングと協力

③協力活動のフォーマル化とインフォーマル化の循環
第12回リーダーシップの協力関係と「信頼」
第13回社会関係資本とインフォーマルな協力関係
第14回支援とケア的協力
第15回ミンツバーグ問題と協力のコンフィギュレーション


社会が発展していくに従って、協力モデルの限界が見えて来ている。
だから人々がばらばらになっているんだ、だから新しいモデルを見いだそう。
この考え方って画期的だと思いました。

例えば、いま見ている地域では、過疎化が課題になっているわけですが、、、

かつて成立していた町内会や防災会がいまなぜ人手不足なのか。
今時の若者は・今時の老人達はという否定的なアプローチ以外にも
糸口があるとしたら・・・

面白そうです!!!